男性の淋菌感染症

淋菌感染症について

淋菌感染症は主な性病の一つになっています。
この病気になったときの症状は男女で違いがありますから、男性の方は男性の症状をよく知っておくことが大事です。
男性の淋菌感染症についてご紹介しましょう。

男性特有の症状とは

男性特有の症状が出るのは性器が感染部位となった場合です。
厳密には尿道が感染部位となるのですが、こちらで淋菌感染症が起こると、排尿時の痛み、違和感、かゆみ、不快感といった症状が出ます。
痛みについては比較的強い痛みとなることもあります。
さらに尿道より膿が出るといった症状も出るなど、男性にとっては比較的不快感の強い症状となりがちで、感染にも気づきやすいものとなるでしょう。

これは淋菌感染症になると女性でも出るのかというと、実はそうではありません。
男性には比較的強い症状が出やすい一方、女性の陰部で起こる淋菌感染症は無症状となることも多く、感染に気付きづらい症状となるのです。
先にご紹介したものは男性特有の症状となりますから、男性はよく覚えておくといいです。

感染部位が喉になる場合は?

淋菌感染症は性器だけでなく喉も感染部位になります。
このときは男女で症状に違いはありません。
どんな症状になるかというと、喉の痛みや不快感、微熱など、風邪のような症状が出るのです。
このような症状がまったくでないこともあります。
性器の方の男性特有の症状を確認していると、淋菌感染症は症状が強いというイメージがあると思いますが、感染部位が喉になると男性でもあまり強い症状が出ないこともあるのです。

さらに医師が診察をしても風邪と見分けがつかない場合も多く、患者がみずから性病の可能性を申し出ないとなかなか適切な検査など行われないこともあります。
男性の淋菌感染症でも部位によってはこのような症状になることはよく確認しておくといいでしょう。

淋菌感染症かなと思ったら

これまでご紹介してきた淋菌感染症の症状に心当たりや不安がある場合、病院を受診するといいです。
淋菌感染症は性病科などで診察や検査を行っています。
こちらで相談すると検査も受けられますから、自分が今、淋菌感染症なのかどうか、客観的に調べられます。

淋菌感染症が確かめられたら治療もすぐに開始できます。
この病気は淋病に効く抗生物質で治せるのです。
飲み薬となる場合もありますが、淋菌感染症の場合は点滴や注射となる場合もあります。
病院で出されるこれら薬を使うことで男性の淋菌感染症も治せることは多いですから、症状に気づいたらまずは病院を受診するといいでしょう。