感染後に発熱する性病はある?

気になる性病の症状について

性病に感染したかもと不安になるのは、性行為などをしたあとに体調不良が起きたときとなるでしょう。
たとえば性行為をしたあとに発熱するなどしたとき、これは性病となるのでしょうか?
感染後、発熱が症状として出てくる性病も一部にあります。

咽頭クラミジア

性器に感染する機会も多いクラミジアという淋病が喉に感染したときに起こるのがこの咽頭クラミジアです。
感染後に起こる症状は風邪のような症状となり、その一つとして軽い発熱が起こる場合があります。
そのほかに喉の痛み、違和感、不快感などの症状が出ることもあります。

咽頭淋病

クラミジアと同じく感染者の多いのが淋病なのですが、こちらの性病も喉に感染します。
感染後に起こる症状は咽頭クラミジアと同じく風邪のような症状となり、軽い発熱が起こることもあります。
そのほかの症状として、やはり喉の痛み、違和感、不快感などの症状が出ることがあります。

性器ヘルペス

性器に強い痛みのある水ぶくれなどができます。
これだけでもかなり強い症状となり、負担の大きい症状となりがちですが、さらに38度以上の高熱が出ることもある性病です。

B型肝炎

B型肝炎ウイルスに感染した方の血液や体液などが体に入ると感染する病気です。
輸血により感染する可能性もありますが、現在はこの検査が行われているおかげで、輸血による感染はほとんど起こらなくなっています。
しかし性行為などで他人の体液が体内に入ると、それがきっかけで感染することもある病気です。
これに感染すると体や目の白目部分が黄色っぽくなる、体がだるい、気分が悪く吐き気がする、頭痛がするなどの症状のほか、発熱といった症状が続きます。

エイズ

感染したまま治療を受けずにいると次第に免疫力が落ちていき、普通ならまず問題ないような細菌、ウイルスに体が抵抗できなくなり、社会生活が非常に困難となる病気です。
この病気を根本治療する方法は現在のところまだないため、感染しないように十分注意したい病気です。
しかし現時点でも病気の進行や発症を遅らせる治療があり、それをきちんと受けることで普通の人と変わらない生活ができる場合も増えています。
そのため感染したときはなるべく早く病院を受診して治療を開始することが大事です。
感染初期の症状として風邪のような症状が続くことが多く、その一つの症状として発熱することもあります。

気になる発熱があるときは

ご紹介したように感染後に発熱の症状が出る性病も一部にあります。
気になる発熱が続いており、性病なのではと不安なときは一度性病科などを受診するといいでしょう。