淋病は放置しないですぐ治療する。
感染初期は放置されることが多い
淋病こと淋菌感染症は、初期の段階では放置されることが多くなっています。
その理由は感染してから症状が出るまで、2日から7日間かかってしまうからです。
人によってはもっと日数が経過してから症状が出る場合もありますし、感染していても全く症状が出ない人もいます。
何も症状が現れなければ、淋菌感染症であることにも気が付かないので、放置されてしまうのです。
重要なことは、怪しいと感じたらすぐに医療機関を受診し、早期治療を心掛けることでしょう。
早い段階で発見できれば、それだけ治療期間も短くなりますし、つらい症状に悩まされることも少なくなります。
目安となる淋病の症状
淋病の早期治療を行うためには、どのような症状が出るのかを事前に知っておく必要があります。
症状が分からなければ、すぐに医療機関を受診することができないからです。
淋病に感染して潜伏期間を過ぎると、尿道炎と同じ症状が出ることが多いでしょう。
排尿時に痛みを感じる、排尿したときに膿が排出される、尿道がかゆくなるなどの状態が出たら、淋菌感染症を疑ってみましょう。
症状が出る2日から1週間前に性行為を行っていれば、すぐ医療機関を受診するべきです。
男性であれば泌尿器科、女性であれば婦人科に行けば問題ありません。
淋病は早期治療を行えば、それほど治療が苦になることも、時間がかかってしまうこともありません。
なぜならそれほど強い細菌ではないからです。
よく用いられている治療法は、セフトリアキソンという抗生物質を使って点滴を行う方法です。
この治療法を行うことで、淋菌を消失させることができるのですが、大切なのは治療中の性行為は避けなければいけません。
もし淋菌が消失していないのに性行為をしてしまうと、相手に淋菌を感染させてしまう危険性があるからです。
必ず淋菌が消失したのを確認してから性行為を行いましょう。
再発を防止することが大切
せっかく淋病が改善されても、また同じような性病にかかってしまっては意味がありません。
そこで重要になるのは、再発を防止することです。
再発を防止するためには、コンドームの着用が欠かせません。
ただし、コンドームの着用は正しく行うことが大切です。
使いまわしは絶対にしない、使用後にはすぐ取り外して性器を清潔な状態にするなどです。
可能であればパートナーと一緒に検査を受けておくとよいでしょう。
淋病はクラミジアとよく似ている症状なので、併発していることもあります。
検査をすればすぐに発覚するので、事前に調べておくことも重要なのです。