淋病で炎症が起きる部位と炎症がきっかけで引き起こされる病気

男性が心配する性感染症と言えばクラミジアだと思います。
しかし、男性の中には痛みに弱い人もいるため、性感染症で強い痛みを伴う淋病についても知識を持っておいたほうがいいと思います。
淋病は性行為やオーラルセックスにより、人から人に感染する病気で炎症が悪化すると歩けなくなるほどの激痛を伴うこともあるそうです。

・淋病により炎症が起きる場所
淋病による性感染症で男性にもっとも多いのは、尿道に炎症が起きてしまうことです。
また、最近ではオーラルセックスの影響から、咽頭に淋病の細菌が見られることも多くなってきています。
淋病は感染してから大体2日〜7日程度の潜伏期間後に痛みやかゆみ、膿などの症状が表れると言われていて、一般的にクラミジア尿道炎に比べて潜伏期間が短く、激しい痛みを感じることが多いとされています。
潜伏期間が短いこと、原因があってから数日で排尿時に痛みを感じるため、クラミジアに比べて早期に発見できる可能性が高いとも考えられています。

・淋病による炎症がきっかけで引き起こされる病気
淋病により尿道に炎症が起き、それが原因で引き起こされる病気もあります。
淋病から引き起こされる病気としては尿道炎や精巣上体炎、咽喉頭炎や結膜炎、直腸炎などです。
尿道炎だけで炎症がとどまっている場合は発熱の症状をうったえる人はいないそうですが、精巣上体炎を引き起こしてしまった場合は38度以上の高熱が出たり、悪寒がするなどの症状が表れ白血球増多症などの全身性炎症症状を引き起こしてしまうこともあるそうです。
また、淋病の炎症が悪化し精巣上体炎を引き起こしてしまった場合は、性器が腫れるなどの症状が表れることもあります。
淋病は放置していても治る病気ではなく悪化してしまう病気なので、淋病の疑いがある人は炎症が悪化し他の病気を引き起こす前に治療を受けるようにしましょう。

このように淋病は尿道の炎症だけにとどまらず、他の部分に対しても炎症を広げてしまいます。
炎症が悪化して他の部分に炎症が起きると、痛みを我慢することが難しくなり歩くことも困難になってしまうこともあるそうです。
淋病から引き起こされる病気は尿道炎や精巣上体炎、咽喉頭炎や結膜炎、直腸炎などなので炎症を悪化させないためにも軽度の痛みが出たときに検査を受けたほうがいいでしょう。
早期治療を行えれば尿道炎だけの炎症にとどめることができ、高熱が出たり激しい痛みを伴うこともないでしょう。