淋病の治療で病院から処方される飲み薬はどんな薬?

淋病の症状を和らげるには、体内の淋病がいなくなるように治療を行う必要があります。
熱がある、風邪のような症状があるからと言って、市販で販売されている鎮痛剤や解熱剤、風邪薬などの飲み薬を飲んでも効果はありません。
こういった症状が見られる場合は病院で検査を受け、淋病だと分かった段階で抗生物質による飲み薬で治療を行わなければなりません。
そこで、病院で処方される抗生物質の飲み薬と、飲み薬で効果がなかった場合の点滴の種類について見ていきましょう。

・淋病の治療ではどんな飲み薬を処方されるの?
病院で治療を受けるときは抗生物質による飲み薬で治療を行っていくのが一般的です。
ですが、病院に応じて処方される飲み薬は異なります。
病院で主に処方される飲み薬は、ジスロマックSRやグレースビット、セフスパンなどの薬が処方されます。
ジスロマックSRは淋病だけでなくクラミジアの治療薬としても使われていて、1錠飲めば7日間の効果が持続することで1回飲み切りの抗菌薬として使われています。
逆に、抗生物質として効きが良くない飲み薬はサワシリンやミノマイシン、フロモックスやクラビットなどがあります。

・抗生物質の飲み薬であまり効果がなかった場合は?
病院で処方された薬を飲み続け1週間後に病院に行った際、薬による効果があまりないと判断されてしまう場合もあります。
この場合は、再度抗生物質の飲み薬を処方されるか、点滴や筋肉注射によって治療を受けることもあります。
点滴で治療を受けるときはロセフィンの点滴によって治療をしたり、筋肉注射の場合はトロビシンで治療を行います。
トロビシンの筋肉注射は淋病の治療で最も有効な治療法と言われています。
筋肉注射は強い痛みを伴うのですが、殺菌・静菌作用のあるトロビシンを臀部に注射し淋菌を高い確率で死滅させられます。

このように一般的な治療法としてはジスロマックSRやグレースビット、セフスパンなどの飲み薬が処方されます。
しかし、患者さんの中にはこういった飲み薬で治療を行っても、症状が緩和されない、淋菌による炎症が治まらない場合もあります。
症状が改善されない場合は、医師の判断で抗生物質の飲み薬ではなく、点滴や筋肉注射で治療しようと考えるときもあります。
筋肉注射での治療はとても痛いのですが、飲み薬や点滴よりも効きめが高いため炎症が悪化する恐れがある場合に使用されることが多いようです。
よって、淋病の治療では抗生物質による飲み薬で治療をしていても、効果がなかった場合は点滴や筋肉注射などで治療をすることもあると覚えておきましょう。